THINKING

母の干渉がしんどい。だけど、嫌いにはなりたくない。

pes

先日、実家に帰省した。

私の両親は孫に会えることが嬉しいので、すごく喜んでくれる。そういう姿を見ると嬉しくなるけど、母に関してはちょっとうるさいところがある。

たとえば、急に「学生時代の友だちとは連絡をとっているのか?」とか、「あの子はどうしたのか?」とか。とにかく、私の昔の友だちのことが気になって仕方ないようだ。たぶん私よりも興味があると思う。

私は母と違って、昔の友だちが今どうしているかにはあまり興味がない。だから、母から「友だちはどうしてるんだろうね?」と聞かれるたびに、正直めんどうに感じてしまう。私はいじわるで教えないのではない。本当に知らないのだ。

あとは、今の生活への詮索も欠かさない。母からすれば「親なんだから知る権利がある!」といった感じなんだろうけど。私は自分のことを話すことがあまり好きではないので、なんでもかんでも教えたりはしない。これは学生のときからだ。

そんな私に母がモヤモヤしているのはわかっている。でも、私は「母には必要な情報だけ伝えればいい」と思っている。母は話がいがない私のことを秘密主義と揶揄して、「なんだか」といった顔をする。

母は孫のことにも口を出さずにはいられない。たとえば「髪の長さを変えたほうがいい」とか。小学生の孫も指摘にあまりいい気がしないのだろう。「いいの!」と反論していた。そりゃそうだ。好きな髪型にしてるのに、そんなこと言われたらイヤだろう。子どもを思い通りにできるんだったら私も苦労はしない。

なんで私の母はこんなに干渉してくるのかなと考えたこともあるけれど、きっと母はこれといって趣味がないからかも。

以前、母に趣味を聞いたことがあった。そのときは「テレビを見るぐらいしか、やること(趣味)はない!」と言っていた。

だからーとは言いたくないけれどー、私ですら気にしてない私の友だちのことを聞いたりするのではないかなと思う。もちろん性格的に知りたがりなんだろうけれど、もっと自分の好きなこと(趣味)があれば人の詮索なんかしないのではないかと思う。

とりあえず、今の私には「友だちはどうしてるかな?」と思う時間はあまりない。

母は私たちが実家に戻ってくることをどこかで願っているようにも思える。

「孫の勉強のことを考えると田舎より都会のほうがいいだろう」とたまに独り言のように言っているときがある。声にだして自分に言い聞かせてるのかもしれない。

母はきっと暇で…寂しいのだろう。

そんな母を見て私もなにも思わないわけではない。一緒に住めなくて申し訳ないと思う気持ちはある。でも、家族だから仲良く暮らせるわけではない、距離感を上手にやりすごさないと仲良くは暮らせない。

干渉好きな母と一緒に暮らしたら、私たちはうまくいかないことはわかっている。

まぁ幸い(というのだろうか)、実家の両親は健在だし(高齢なので心配なところはあるけれど)、兄も一緒に暮らしてるので本気で私が「実家に戻ったほうがいいかな」と考えることはない。

母と仲が悪くなりたいわけではない。お互いのために、この距離を大事に守っていきたいと思う。

ABOUT ME
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どこにでもいる凡人
1984年生まれ。平凡な20代、怒涛の30代を経てシンプルに生きることを決意。 バツ1。現在は子育てをしながら、日常で思ったことをブログに書いてます。趣味は走ること、写真を撮ること、読書。
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