考えごと

SNSアカウントを削除して気づいた、自分の時間と心の守り方

pes

SNSのない時代も、それなりにちゃんと生きていた。
だから、削除しても、案外大丈夫だった。

SNSのアカウントを削除

SNSを見ている時間は無駄では?

今年に入って意識したことがあった。それは、ソーシャルメディア(SNS)のアカウントの削除。具体的にいうと、「X(昔はTwitter)」と「Instagram」だ。

この二つにどっぷりと浸かっていたわけではないけれど、一度見始めると時間があっという間に過ぎる感覚があった。じゃあ、時間を忘れさせるほど、魅力的なコンテンツなのか というとそうではない。Xはネット上の喧騒だった。

喧騒を見て思うことはあっても、そこから学べることはなかなかない。(人の不幸を蜜にした内容がほとんど。有名人の不倫とか不祥事とか。)

情報には中毒性がある。新しい情報も大量に出てくる。SNSは、新しい情報を次々と表示し、人の好奇心を巧みに刺激してくる。そこに抗うのは簡単じゃない。

一度、ふいになにかを検索すると情報の関連の関連の関連…。と情報を提供され続けられる。「なんだろう」とクリックしていると、どっぷりハマってしまうのだ。気がつけば1時間見てたということもざらである。

スクリーンタイマーを使用

「このままではダメだ」と時間を浪費する生活から脱却するため、スクリーンタイマーを使って時間を制限したりもしていたけれど、はっきり言って効果なし。

親切なことにスクリーンタイマーは制限に達すると、携帯が「タイムアップだけど終わっていい?延長する?」と聞いてくる。つい延長を選んでしまい、また時間を浪費してしまう。

そもそも携帯は「SNSなんか見なくていいよ」とは思ってない。どちらかと言えばSNSと同じ側の立場にいる。

結局、アカウント削除が効果あり

やはり自分の意思でSNSを見る・見ないをコントロールするしかないのだ。でも、難しいことに決まってる。だって自分の意思ほど弱いものもないから。

そうすると、アカウントを削除して、アプリも削除するのが一番だ。幸いにもXもInstagramもアカウントがないと情報が見れないようになってるので、時間を忘れて見続けることができない。

私は主に見る専門で発信はしてなかった。幸いなことに、アカウントを削除しても誰も悲しむことはなかった。アカウントは人知れず世界から消えただけだった。

雑誌読み放題に入会

情報遮断に対する不安

SNSを断ったころは「世の中から置いていかれてるのでは」と不安になることもあった。

SNSを復活させることも考えたけれど、私は「雑誌読み放題」に入会することを選択した。なぜ、雑誌読み放題にしたかというと。それなりの(見識があるであろう人たちが目を通したもの)情報だから。少なくともSNSの情報よりは上だと思っている。

雑誌読み放題の罠

余計な関連情報が出てこないのもいい。雑誌を読み終えたら終わりなので、情報量的にもちょうどいいと思い入会を決断。

実際、雑誌読み放題はよかった。ただ次の悩みが出てくる。それは、物欲が刺激される情報が多いこと。私が好んで読む雑誌がファッション系やガジェット系なので、当たり前だけれど「いいもの」を紹介してくる。

これは仕方がない。雑誌は読者に買わせるために記事を書いてるから、読んでる側は欲しくなるんですよね。雑誌はもので生活が向上する景色を想像させるのが上手なのだ。

情報の質は高いけれど、結局「欲しいものを増やすための情報」から逃れられなかった。

おすすめのページ

「雑誌読み放題」は、雑誌をザッピングしていると、おすすめのページ(勝手に雑誌から抜粋してくれる)を提示してくれる。

これは、使っている人の興味ではなく、世間の興味を教えてくれる機能だ。正直、これも雑音でしかない。世間の興味から距離を置きたい私にとって、世間の興味を教えてくれる機能は邪魔でしかなかった。

結果、「雑誌読み放題」も解約しました。

結果

長々と書いてたけれど、一番言いたかったことは「SNSのアカウントがなくて困ったことはなかった」。

現在は、SNSを見てた時間を読書に変更した。おかげで携帯でSNSやネットニュースばかり見なくなった。この生活習慣の改善は、精神衛生上とてもよかった。情報で落ち込んだりすることもない。

世間ではSNSは当たり前になってるかもしれない。でも、世間と反対のことをしてもいいだろう。大事なのは世間と同じことをすることではない。自分の心地よさを守ることだ。

最後までお読みいただきありがとうございます。

SNSを眺めていて「なんの時間だったんだろう」と感じたこと、ありませんか?

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ABOUT ME
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日常エッセイスト
1984年生まれ。 普段は平凡な毎日を送っています。 小さなできごと(いいことも、わるいことも)を、このブログに書き留めています。
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