物価は上がる、食欲は止まらない。40代から考える“健康への投資”

物価と胃袋の関係
物価が高騰してますね。はぁ。
私は物価高騰に「上等だかかってこい」と強気に対応できるような経済力はないので、物価高騰にぜいぜい言っています。
スーパーでの買い物も、以前とは価格がまるで違う。一昔前より30%ぐらいは値上がりしている(量は減ってるのに)ように思える。
私の胃袋も物価の高騰に反比例して小さくなればいいのにと思うが、そんな都合のいい話はない。むしろ胃が貪欲モードのときは、大量の食料をカゴに入れてしまうことも…。カラダは肥えて財布は痩せていく一方。
40代になって実感したことがあります。贅肉はつきやすいけど、落ちにくい。30代の頃よりも食べたものがすぐ体型に反映されるようになりました。
30代は、ちょっと動けばすぐに体重が減った。それが今では、数日間がんばってもビクともしない(どうすれば減るのか)。贅肉も頑固になったものだ。
やめられない菓子類
お菓子というものは止められませんね。私は柿の種やハッピータンがとくに好きです。しかし、これらのものを食欲の赴くままに食べると大変なことになります。
お菓子に関しては、私の胃袋に「限界」という言葉は存在しない(ほぼブラックホール化している)。ずっと食べていられます。
柿の種も1日でボリボリと全部(6袋)食べきってしまう。柿の種を食べきったあとは、ハッピータンにも手が伸びてパリパリと食べ尽くしてしまいます。母に「食べてる音が掃除機みたいだ」と言われたことも。
どう考えても食べ過ぎだと思うけれど、異常な食欲が勝つとフードファイターみたいになってしまうのです。できるだけ異常な食欲を登場させないように、意識高い人のエッセイ(驚くほど節制している)を読んで自分を抑えている。
親世代に見る生活習慣のリアル
自分と同年代の人がストイックに食事や運動に気をつけているのを見るのは刺激になるけれど、二世代上の人たちがストイックな生活をしているのを見るほうがより刺激になるし参考になる。
それはきっと、その人たちが健康志向な生活していたからこそ「いま元気に過ごせてますよ」の証拠になっているような気がするからかも。先輩方は数十年後の結果を教えてくれているのだ。その逆(だらく系)ももちろんある。
健康寿命をのばすために、今できること
私の両親、とくに母はストイックタイプではない。だからと言って健康に気をつけていないわけではないが、とりあえず運動はしない人だった。やってもラジオ体操。母に「痩せたと思わない?」と聞かれるたびに、「痩せたね」と答える私。でも、もちろん痩せてはいない。
それも1週間続けばいいほう。「お母さんは忙しいからラジオ体操してる時間がない」と言っていつの間にかラジオ体操も終わる。そんな母も高齢になった。最近では「お母さんも足腰がだんだんと弱くなってきたよ」と言っていた。
年齢的には仕方ないことなのかもしれないけれど、親の老いに寂しい気持ちを抱いたのと同時に、私はできるだけ体力はつけておこうと思った。
どうせお金を使うなら、自分の将来にとって意味のある「健康」への投資に回したい。たとえばジムに通ってみるとか、少し高くても体にいい食材を選ぶとか。
そう思えるようになったのは、親の老いと物価高のおかげかもしれない。