子どもの日常

子どもの自転車、その背中に感じた“成長”と“少しの寂しさ”

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子どもの自転車を購入した

子どもが大きくなり自転車の後ろ(チャイルドシート)に乗せるのが難しくなってきた。乗っている自転車は電動ではあるけど、漕ぐペダルが重くなり進むのも一苦労するように。

以前から子どもは公園が貸してくれる自転車で漕ぐ練習をしていたので、補助輪無しで漕げるようになっていた。そういうのもあって子どもの自転車を購入することを決断。本人も「そろそろ自分の自転車がほしい」と言っていたのでちょうどいい頃だ。

子どもと自転車のはじまり

自転車選びはそこまで難航しなかった。二件自転車屋を見て、お財布に優しい自転車を購入した。自転車を漕ぐのは大丈夫だけど、キックスタンドが少し手間取る(少し固く、大人でも扱いにくいと感じるほど)。これも慣れかな。

自転車を購入してからは毎日のように「自転車に乗りたい」と言っている。そのときの表情はすごく輝いているし、心からワクワクしているのが伝わってくる。

そんな子どもを見ているとこっちも嬉しくなり、自転車に乗れる時間を作るように頑張ってしまう。自転車に乗ることの心配(事故や怪我)も多いけど、今が1番自転車への情熱が高まっているからたくさん乗ってほしいと思う。

ジーンとする、後ろ姿

運転はまだ不慣れなところがあるけど(ブレーキのかけかた、細い道での運転、曲がり方)、それはこれから経験を重ねていけば慣れていくはず。誰でも最初は不慣れだし、不慣れな姿を見られるのも今だけだ。

子どもが運転する自転車の後ろを私も自転車でついていくのだが、いままで後ろに乗っていたのに、私の前を一生懸命に自転車を漕ぐ姿が頼もしく見えて胸がジーンとした。

この感覚は、初めてランドセルを背負って「ばいばい」と手を振りながら登校したあの日と、よく似ていた。

幼稚園の頃はずっと一緒に登園していたから、私の手から離れて一人で歩く姿は頼もしくて感慨深かった。

少しの寂しさ、たくさんの喜び

成長はとても嬉しい。でも少しずつ私の手から離れていく姿を見ると、どこか寂しさを感じる。

この成長は健全なことなので喜ばしいことでもある。まだまだ手がかかるけど、この当たり前を大事にしていきたいとより思った。手をかけられるのもあとしばらくの間だろうから。

前を進む子どもがいるので、そんな感情ばかりに浸ってはいられない。実際は心配で、つい「はい、ブレーキ!」「ゆっくり走って〜!」と大きな声で声掛けをしてしまう。注意もしっかり払いながら、私も後ろからついていく。

子どものワクワクに付き合えること。それは、親として過ごせる、かけがえのない時間だと思う。

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日常エッセイスト
1984年生まれ。 普段は平凡な毎日を送っています。 小さなできごと(いいことも、わるいことも)を、このブログに書き留めています。
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