LIFE

ミニマリストに憧れて

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モノは少ないほうがいい。

たくさんのモノに囲まれて生活していた頃がある。好きな漫画やフィギュア、CD、洋服etc…その頃はその頃で楽しかった。不満はなかった。ただ部屋は素敵ではなかった。

「ドラマや雑誌で見るような素敵な部屋にしたい」とは思ったけど、どうしてもそうはならなかった。そのときは、インテリアにお金をかけてないからだと思ってた(これも正解の一つではあったけれども)。でも、それだけではなかった。

2000年代のはじめの頃は「モノを持っている方が豊かだ!」みたいな時代だった。たくさんの服を持ってたくさんの種類のバッグを持って、車を所有して。当時はとりあえず、持てるなら持ての時代だった。

なんなら私の母は「モノは持っておいて損はない。そんなにポイポイ捨てないで、必要なときが来るかもしれないからとっておきな!」というタイプだ。言われるがままに行動していた頃の私は、なにも疑うことなくもう着ないであろう服も念のために所有しておいた。

もちろん、一度でも「いらない!」と思った服は着られることなくずっと収納箱の奥のほうで眠ってるだけなんだけれども。やはり、一度でも「違うな」「いらないな」と思ったものはいくら見返してもいいものには見えないもので。ただ場所をとるだけのモノでしかない。

当時はそんなモノを大切に保管していたのだ。

いまではミニマリストという言葉が当たり前に言われてるけど、正直ミニマリストの出始めはビックリした。私が初めてミニマリストを知ったのはテレビやってた「ミニマリストの特集」だった。そのミニマリストの部屋にはなにもなくて、パソコンだけがあった。見た感想は「これほんと!?」「絶対に困るじゃん!!」ってね。

出始めのミニマリストははっきり言って極端だったから少し非現実的なところがあったと思う(そこまで減らさないとテレビで放送するほどのインパクトがないのかもしれないけど)。

ただ、最近のミニマリストというかモノを持たない生活をしている人は、ちゃんと自分が好きなものの中で必要最低限しか持たないことを意識している。ちゃんと生活をデザインできているからオシャレで憧れる。極端なミニマリストは憧れというか「わー。。」って感じ。本当にモノがないだけのミニマリストもすごいし、モノは少ないほうがいいけど、生活に不便を感じるようなミニマリストはもう趣味の領域だろう。

私はもちろん、好きなものの中で必要最低限しか持たない派だ。なにも持ちたくはないけれど、誰かと生活をしていたら私が必要なくても持たないといけないものもあるのだ。でも、そのなかでも持たないほうだとは思っている。

モノを少なくしてよかったことは「衝動買いをしなくなった」こと。本当に衝動で買うことが少なくなる。所有する嬉しさよりも、モノが増えてしまうなぁという感情が強くなる。やはり、モノは増えると管理も大変になるし大切にしなくなる。

最近おもうことがある。それは「モノがあるから、モノが欲しくなる」のではないか。増やせば増やすほどモノに対して渇望してしまうような。いくらモノがあっても満足しなくなるんだと思う。

だからこそ、少ないモノで暮らすのがいいのだろう。どうせいくらモノがあっても満足しないのだから。そして持つモノは自分が好きで納得するモノ。これが一番大事。モノを少なくするからこそ、満足するモノを持つ。そうすれば「やっぱり違った!」がなくなって、また買いなおすことも少なくなる。

いまは、モノを持たなくても快適に暮らせるようになってきてる。さまざまなシェアリングサービスやサブスクリプションがあるし、持つことに拘らなくても豊かに生きていける時代になった。

私も今後もモノを多く持たないことを意識して生活をしていくだろう。

ABOUT ME
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どこにでもいる凡人
1984年生まれ。平凡な20代、怒涛の30代を経てシンプルに生きることを決意。 バツ1。現在は子育てをしながら、日常で思ったことをブログに書いてます。趣味は走ること、写真を撮ること、読書。
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