意識高い系の朝活をマネしてみたら、眠すぎて何もできなかった話

4時台に起きる生活。
雑誌で紹介されてる意識高い人たちを見て、私もやってみたくなった。
でも、実際にやってみたら……全然キラキラしてなかった。
朝活に憧れる
朝活は永遠に流行っていますね。テレビで「あなたは朝型ですか?夜型ですか?」というアンケートがあって、結果はだいたい同じぐらいでした。私は夜型が多いと勝手に思っていたので、この結果に少しビックリしました。みなさんはどちらなんでしょうね。
喫茶店に入りコーヒーを片手に、意識高い人がよく出てくる雑誌(サンキュや日経ウーマンみたいな)をパラパラと読んでみると、そこに登場する人たち(一般人ではない。でもプロでもない。生活のセミプロのような人)は大事な儀式のように朝活をしている。
朝活のスタートはだいたい4時か5時ぐらい。朝早くからもくもくと自分のために勉強をしているらしい。
朝活をするためには寝る時間も考える
この類の記事を読むと「すごいな」と感心すると同時に「自分はなんて怠惰なんだろう」と思います。じつは私も5時30分ぐらいには起きています。それは朝活をするためではなく、その時間に起きないと朝の支度が間に合わないから仕方なく。
「朝活」をするとしたら何時に起きればいいとか考えたことはありますか。私は勉強するなら最低30分はほしいですね。とはいっても、起きてすぐに勉強に取り掛かれるような人間ではないので、起きて5〜10分はゴロゴロして、やっと「始めるか」になる。
つまり起きてから「ゴロゴロ10分」と「勉強時間30分」を合わせて40分は必要。5時30分に起きているから、4時50分には起きないといけない。
4時台は早いですね。
4時50分に起きるのはいいけど、やっぱり睡眠も大事。最低でも7時間は欲しい。4時50分に起きるであれば、21時50分には寝ないと7時間は確保できない。
朝すぐに起きれないのと一緒で、夜もすぐには眠れないですよね。とりあえず20分あれば入眠できる。そうすると寝る時間は21時30分となる。21時台かぁ。
むかし、21時台に寝る友人がいました。当時の私は夜ふかし族だったせいもあって「そんなに早く寝るの」とびっくりした覚えがあります。当たり前だけれど、人の数だけ生活リズムがあるわけだ。
朝活を実践
朝活を実践するためには、家事も子どものことも今まで以上にスピーディにこなしていかなければならない。
夜はやること(家事や子どものこと)に追われて、気づけばもう21時なんてことはざら。この間はジェットコースターのように上がったり下がったりを猛スピードで駆け抜ける。なにがなんだか。
いろいろとやっていると夜の自由時間は30分ぐらいしか残らない。いくらなんでも短すぎるけど、憧れの「朝活」をするためにはやるしかない。これは人生の投資なんだと考えてやり過ごす。
この頑張りがいつか報われますように…。と思いながら、4時50分起床ライフをスタート。
「朝活」の感想
実際に「朝活」やってみました、4時50分起床ライフ。
私が読んだ雑誌では、明るい部屋で窓を開けてカラダを伸ばしてたりするけど、そもそも4時50分は日も出てない。カーテンを開けても真っ暗。ちょっと寒いし(季節は秋が深まる頃)、カラダが縮こまってしまった。
まぁ眠いし、頭も働かないし、いいのか悪いのか分からない。それでも、静かに始まる朝はちょっと特別な感じがして。またやってみたくなる自分もいる。
「朝活」の魅力
勝手な想像だけれども、雑誌に出てる人たちも時間きっかりに動けていないのでは。雑誌に載せてるタイムスケジュールは、ベストなときの話だと解釈します(勝手に)。それはまったくの嘘ではない。ノンフィクション寄りのフィクションみたいなものかな(実際にやられてるんだろうけど。たぶんね…)
「朝活」の魅力って“理想通りに動くこと”じゃなくて、“理想(キラキラ)にちょっと近づこうとすること”なのかもしれない。
だとしても、4時50分に起きて後悔するのが人間のおもしろさだと思いませんか。