子どもの日常

宿題が進まない子どもと、感情を殺す私。

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子どもはどうしてこんなにも「宿題」を嫌がるのだろう。そして、時間がかかるのだろう。

漢字ドリル1ページに40分?その理由は?

先日のこと(先日に限らないこと)。子どもが宿題の漢字ドリルをやっていたが、1ページ完成させるのに大体40分はかかっていた。

見たところ40分もかかるような宿題ではない。集中すれば20分ぐらいでできるだろう。

では、どうしてこんなに時間がかかるのか。それは「儀式」が多いからだ。

宿題の前の「儀式」

まず、宿題を始めようとすると、動画を見てる間は行かなかったトイレに行く。宿題に関係ないぬいぐるみを持ってくる(ぬいぐるみに応援してもらうらしい)。

大人からすると、「なぜ今やるのか」と思う行動が増える。はぁ。

ようやくノートを開いたと思ったら、「あーやりたくない」と言いながら、ずっとウダウダする。ここまでで10分はゆうに経っている。

子どもの茶番劇

その他にも、ぬいぐるみに鉛筆を持たせて「やっておいて」と言う(ぬいぐるみがやってくれるなら苦労しない)。テレビのリモコンで書くふりをする(だれもモノボケを期待してない)。

茶番に付き合う私は、イライラをどう抑えるかを考える。モヤモヤ。でも分かっている。ここでワーッと怒ったところで、集中して宿題をやるわけではないことを。

子どもVS大人:宿題をめぐる攻防戦

最上級の笑顔で「宿題やったら?」と言っても、子どもはおかまいなし。最上級のふてぶてしい態度で、やりたくないアピールをしている。

この攻防を何度も繰り返して、やっと鉛筆を持って漢字を書き始めるのだ。

この間、私は感情を殺している。まさに無の境地。はやりのマインドフルネスだと思えばストレスフリー(きっと)。ビル・ゲイツが「食器を洗っているときの状態は、マインドフルネスみたいなものだ!」と発言してるのをどこかの記事で読んだ。

子どもが宿題しているとき、マインドフルネスの境地に達しているという記事はまだ見たことがない。

ぜひとも同志に出会ってみたいものだ。

終わったあとの脱力感

白目をむく日々

そして漢字ドリルを完成させたとき、私は矢吹ジョーが白くなったぐらい、白くなった気持ちになる。

毎日このような感じなので、宿題で漢字ドリルが出たときは白目を向いている。子どもがやりたくないと騒いでいるが私も一緒に騒ぎたい。

ちなみに、これはまた別の日の話だけれども、漢字ドリルの宿題がでたとき前回のところに先生がなにか書いてました。見てみたら「がんばってね!」の文字。なんと書いた漢字が間違えていたらしい。つまり書き直し。

宿題プラスお直しまである日は本当に絶望してしまう。

1年後の変化

子どもはちゃんと成長する

ここからは後日談になるが、約1年ほど経った今はどうなったかというと。ましになった。

まず書くスピードが上がったし、集中する力も上がった。もちろん宿題をやる行為に対してはイヤイヤだけれども、「仕方がないやるか」と割り切れるようになってきたようにも見える。

その当時は、一生このままなのではないかと不安になったりガッカリすることもあったが、子どもはちゃんと成長するものだなと感心した。これも、子どもが努力したおかげだ。

これからも子どもは、しっかり成長していくだろう。そして、大人も白くなりながら、成長していくだろう。

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日常エッセイスト
1984年生まれ。 普段は平凡な毎日を送っています。 小さなできごと(いいことも、わるいことも)を、このブログに書き留めています。
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