女子バレーにハマったけど、1年で冷めた理由。

これは数年前の話。
いっとき女子バレーボールにハマって、現地へ行って応援をしていた時期があった。でもそれは長くは続かなかった。約1年応援して、気づいたらすっかり熱が冷めていた。
私は学生時代にバレー部だったこともあり、もともとバレーボールは身近な存在だった。特に私が10代の頃は女子バレーはとても人気だった。日本代表戦があると、よくテレビの前で応援していたものだ。栗原恵と大山加奈のメグカナコンビが出てきたときは同年代ということもあって、より熱く応援していた。
だからこそ、女子バレーにハマるのも自然だった。
いざ、現地の会場へ行って思ったことは、男子バレーはすごく人気だったけれど、女子バレーは人気とは程遠い感じだった。男子バレーは選手の魅力はもちろん、漫画「ハイキュー!!」の影響が大きいのかなと思った。これに関しては、「ニワトリが先かタマゴが先か」という話だが。
女子バレーを現地で見てる人の層は、すごい望遠レンズ(野鳥でも撮るのか!?)をカメラにつけた男性だったり、腕組みしてみている男性だったり(ほんとにバレー好きなんだろう)。女性のファンもいたけれど、まぁそこまではいない。
あとはチケットを無料で入手したであろうチームの企業の人たちだったり、招待された地元のバレーボールチーム(小、中、高校生)だった。
客層からして独特だし、会場もなんともいえない雰囲気だった。プロ野球とかJリーグを現地でみている人がみたら何か物足りなさを感じるかもしれない。まぁ、女子バレーにエンタメ要素を期待はしないほうがいい。関係者はよく頑張っていると思うけど。規模が小さいから、どうしても限られてしまうのだろう。

正直、エンタメ要素はどうでもよかったが、選手の態度にはそれなりにがっかりした。
というのも、女子バレーではファンサなんて空気、ほぼなかった。過剰なファンサを求めているのではない。試合後に勝利したチームの選手は、会場にかけつけたファンに手をふったりしてくれてもいいものではないかと思うけど。選手が手をふるのは選手の知り合いがいるときだけだった。
私はそれまで日本代表戦をテレビで見てただけだったので、まさかVリーグではこんなに塩対応だとは思っていなかった。選手もテレビの前だといい雰囲気に映るしね。
まぁ、日本代表戦も現地でみたけれど。テレビのインタビューでは「応援ありがとうございます!!明日も、応援お願いします!!!」とか愛想よく言うが終わるとやはり現地のファンにはそっけない態度だった。日本代表でも同じなんかい!
女子バレー関係者は昔のように人気を復活させたいと思っているようだが、選手の態度を見ている限りでは人気復活はなかなか難しいんじゃないか。そんなふうに思えてしまった。
当時は、ファンに愛されるような“顔”もいなかった。女子バレーも、すごく弱いわけじゃないけど、飛び抜けて強いわけでもない。どこか中途半端な印象だった。
女子バレーは競技としての魅力があるだけに、“応援される姿勢”が少しでもあれば、もっと違った未来があったんじゃないか。そう思うと、少しもったいない気がしてならなかった。
男子バレー人気に負けずに、「女子バレーもおもしろいんだぞ!」とギャフンといわしてほしいと思う。