日常

変わらない人と付き合うことの難しさ

pes

“変わらない人”とはどんな人?

変わらない人に出会ったことはあるだろうか。

ちなみにここで言う“変わらない人”とは、環境が変わっても自分を変えない人のことです。いい意味で自分のルールを大事にしている人。相手に譲らず、自分のペースを保つ。そして、苦手なことは無理にやろうとしない。

一人で生活しているぶんにはそれでもいいかもしれないけど、誰か(パートナー)と暮らすとなるとそれはだいぶ相手の負担になるかもしれない。

私にも自分のルールはあるし、苦手なこともある(偏屈なところも)。でも環境や状況次第では臨機に対応しているつもりだ。そうしないとパートナーの機嫌を損ねてしまうかもしれない。もしパートナーの機嫌を損ねてしまったら、生きた心地がしたもんじゃない。

だからどんなに自分のルールや苦手なことがあっても「仕方がない。えいや。」とやるのだ。変わらない人は相手が「えいや」とやむを得ず合わせていることに、気づいていないことが総じて多い。その結果、自分が変わらなくても“うまくいっている”と勘違いをしてしまうのだ。

そしてカメレオンのようにつねに状況に合わせて変化してる人は不満がたまっていく。

恋人や夫婦だと話は変わってくる

もしかすると変わらない人との関係性によっては感じ方が違うかもしれない。

友だちだったら「君はそういう人だもんね」で終われるだろう。きっと。でも、恋人だったり夫婦だと違ってくる。「君はそういう人だもんね」では終われない「なぜ変われないんだろ」とフラストレーションがたまっていくもの。

たとえば、どこか行くにしても案を出さずに「どこでもいいよ」と簡単に答える人がいるとする。最初のうちはよくても時間が経つにつれ「私はツアーコンダクターではない。せめて一緒に考えほしい。」と思うようになる。

優しく「行きたい場所を、たまには決めてほしいな」と伝えても、変わらない人は「私はそういうの苦手だからできない」と言うことが多い。

ほんとまいった。

デートのとき“なにもすることがない”から(これはこれで問題だ)、ふらっと雑貨屋に入って一緒に見ていたら「私はこういうのが苦手(苦痛)なんだ」と言う人もいた。

はっきり言うと私も興味ない場所でぶらぶらするのは、そこまで好きではない。でもデートだし、すぐに解散したらよくないかなと思いぶらぶらしたのに、そんなこと言われるなんて。やりきれない気持ちになった。

好きな人の興味に少しぐらい付き合える気持ちがないと、長い目で見たら一緒にやっていけないんじゃないか。

自分は変えないのに、相手を変えるのは違うと思う。誰かとともに生きるのならば変わらないといけないところは必ずでてくる。そこを変えられないと堂々と宣言するのは、「一緒にはやっていけない」と宣言するようなものだ。

変わらないことは時に魅力でもある。でも、誰かと生きていくなら、少しの変化は優しさでもあるんだと思う。

「私は変わらないから」ではなく、「少し変わってみるよ」と言える人でいたい。

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日常エッセイスト
1984年生まれ。エッセイスト。 小さなできごと(いいことも、わるいことも)を、ここに書き留めています。
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