「おばさん」と呼ばれても穏やかでいられる心は持ち合わせていない
カンヌ映画祭で岡本多緒さんが女優賞を受賞したとニュースで見た。
ほおすごいな、おいくつなんだろうと見てみる。41才。そっか41才かあ・・・。あれ待てよ、同世代じゃん。
同世代の岡本さんを見たあと、自分のことを鏡で見てみる。うーん。世の中には綺麗な人がいるもんだと、ため息がでた。自分を見た直後だから尚更だ。そのニュースには綾瀬はるかも出ている。綾瀬はるかも同世代だ。うーん。
私はここ数年、同世代の友人に会っていない。だからといったらなんだけど、一般の人がどんな歳の取り方をしているのか分かっていない。メディアで活躍してる人は、言うまでもないが綺麗だ。綺麗すぎて、参考にはならない。私たちが宇宙人の暮らしを参考にできないのと同じだ。
自分を見ればわかることなんだけど、他にもサンプルがあった方がわかりやすい。同じ年代を生き、同じような環境で、時には大きく違った環境で育ってきた友だちはどうなったのだろう。
こんなときだけ、友だちに会ってみたくなる。そして私の歳の重ね方は、一般的なのか答え合わせをしたい。答え合わせができたとして、納得いくかはわからないけど。
あるとき私の母が、私ことを見るなり「あんたも歳をとったね。しっかりおばさんだ」と言ってきた。急に言われたので何が起きたかわからなかった。冷静になると、とても失礼だ。いま思い返しても、なんなんだと思う。
でも、私も兄のことを見ると「歳とったなあ。おじさんだわ」と心の中で呟いてる。母は口からしっかり声を出す人。私は口を閉じて思うだけの人。思ってることは同じようなもの。そんなもんだ。
母は綾瀬はるかを見たときも「歳をとったねー」と言っていた。見た目が綺麗であろうが、そこらへんの一般人であろうが歳は着実にとっているのである。
私は歳をとることに抵抗がない方だと思っている。でもはっきり「おばさん」と言われると、顔をしかめてしまう。じゃあ「おねえさん」と言われたら喜ぶかというと、なんとも言えない顔になる。
呼び方には正解がないから、呼ばないほうが無難だ。
歳の取り方に正解も不正解もないのかもしれない。自分が納得していれば、それが正解なのだろう。あえて同世代の友だちに会うこともない。
ただ「おばさん」と呼ばれて穏やかでいられる心は持ち合わせていない。
補足:最近、少し寝苦しいです。エアコンをつけるまででもないし。宙ぶらりんな季節ですね。

