年末の帰省と、パワフルな母と、やる気の話
先日、『帰省は面倒』という話をしたけれど、実家へ帰省しました。「大型連休の度に帰省しなくてもねえ」と思うけど、ちゃんと帰省しました。みんな変わりなくてよかった。変わりがないことはいいことですね。ただ母は相変わらずパワフルで、しっかり振り回されたけど。

今回の年末は腰を痛めたこともあり、実家でも安静に過ごそうと、人が見たら目に余るぐらいゴロゴロしてました。そんな姿を見た母は「ほんとうに痛いの?」と疑い始め、しまいには「なにもしたくないだけじゃないの?」なんて辛辣な言葉を浴びせられました。うーん、腰が痛いんだから仕方がないじゃないか、と母の言葉に負けずにゴロゴロ過ごしたけど。
母は前回の年末、孫に「おもち、おいしい!好き!」なんて言われたもんだから、はりきっておもちをついて(機械です)、つきたてのもちを孫に食べさせてた。満足げな母は「おいしいかい?」となんども訊いてた。孫は「おいしいよ」と言いながら食べてたけど、なんだか箸が進んでないように見えた。
私が「お腹いっぱい?」と訊くと、「ほんとうは、おもちは飽きちゃった」と私にこそっと言ってきた。子どもの「好き」なんてそんなもんだ。親の私が代わりにおいしく(たくさん)いただきました。
実家に帰ると、どうしてもだらだらと過ごしてしまいますね(もしかして、私だけですか)。もし腰が絶好調だとしても、きっとゴロゴロして母に文句を言われていただろう。私の活力だったり、やる気は帰省には同行しないみたいで、腑抜けた状態でいつも実家に滞在している。
それなりに高齢な母が家事をせっせとこなしている姿を見ていると、申し訳ない気持ちに(一応)なるんだけど、じゃあ手伝うよ、となるとそれまたややこしくなる。服を畳むにも雑だと言われ、食器を片付けるにも場所が違うと言われる。なにかする度に、口から文句が出てくるから、こっちも耳にタコができる。
いいことをしているつもりなのに、出てくる言葉が期待していたものと違うと、こっちもいやになる(そういうもんだと思うけど)。私は母のことを『やる気をへし折る名人』だと勝手に思っている。だから私のやる気は「僕は、へし折られたくないから行かない!ふん」と言って東京に残っているのだ。
そんな母からふいに「私が90才になったら、ここ(実家)で一緒に暮らそう。そうすればお金も浮く」と言ってきた。私は「えっ!?」としか言えなかった。
母はネットニュースで「介護施設に入居するには、高額のお金を月々支払わないといけない」という記事を見たらしい。だったら家で娘に面倒みてもらってお金を浮かそうと思いついたとのこと。名案すぎてお先が暗くなる。
母が90才なら私は60才ぐらいだ。そんな私たちが一緒に暮らして、ニコニコして過ごしているイメージができない。私の想像力の乏しさのせいかもしれないけど。
その話をされてから、私は介護関連のニュースを見るたびにひえっとなった。やはり母の案は、考え直してもらわないといけない。母がネットニュースを見て考え直してくれたらいいのになあ。

