面白くなくても最後まで見ちゃう。そんな連ドラの話

期待して見たドラマだったけど。。。
みなさんはリアルタイムで連ドラを見ますか?
配信でまとめて見る人も多くなった今、毎週決まった時間にテレビの前に座るというのは、少し特別な行動になってきたのかもしれないですね。
おもしろいコンテンツもいっぱいあるし、暇つぶしはテレビだけではなくなってきたからこそ余計に特別感があるような気がします。
私はリアルタイムでは連ドラをあまり見ないです。毎週決まった時間に一時間ほどテレビにかじりつくことが少しめんどうなもので(時間は自分主導で自由に使いたい)。とはいっても、あまり見ないだけでまったく見ないわけではありません。
面白そうだと思ったドラマは毎週楽しみにして見ます。まずはキャスティング。好きだったり演技が上手な俳優が出ていると「ふーん」となり、題材が面白そうだと「これはおもしろいかもしれない」と思い見ちゃいます。
でもドラマってふたを開けてみないと面白いかどうかなんてわからないもの。
楽しみに初回を見てみると「あれっ思っていたのとなんか違う」なんてことが多々。でも初回はまだ自己紹介のようなものだから、ここで面白いかどうかなんて決められない。やめるなら三話まで見てみてからと思い二話を見てみると「なんだこれ」となり、三話を見て「こりゃ面白くないな」となる。
こうしたときにあなたは見ることをやめられますか。
私は「面白くないと思うものに時間を使うのはもったいないな」なんて思いながら、毎週きっちり時間になったらテレビの前に座っています。人間って不思議です。
面白いかどうかに関係なく、見始めると最後が気になってしまうんですよね。
おすすめのドラマ
最近見て面白いと思ったドラマは「続・続・最後から二番目の恋」。このドラマは2012年に放送されてた「最後から二番目の恋」の三期目の作品です。ざっくり言うと小泉今日子と中井貴一が主演の鎌倉を舞台にしたホームコメディです。
見どころは六十三才の長倉和平役の中井貴一と五十九才の吉野千明役の小泉今日子の掛け合いです。二人の会話は見ていてつい引き込まれるし、クスッとなります。
一期目から見てたんですけど、このドラマのなにがいいかって“何も起こらない”ところがいい。ただ本当に何も起こらないとドラマにならないからそれなりの出来事はあるけど、“殺人”だの“不倫”だの“誘拐”みたいなことは起きない。そういったドラマがダメなわけではないですよ。ただ好みの話です。
日常をドラマにするのってなかなか難しいと思うんですよね。日常って非ドラマチックなものだから、ドラマとはほど遠い場所にあるもの。それを面白く表現するのは見ていて楽しいなと思います。
日常を面白く表現できている「最後から二番目の恋」は私の中ではおすすめです。
ドラマって“作品そのもの”だけじゃなくて、そのときの気分や、自分の価値観、自分の生活のタイミングにちょうど合ってたかどうか─そんなことでも、印象が変わるものなのかもしれません。
いい出会いがあるといいですね。